鎌倉残酷物語

日曜日・月曜日とも、映像W辺さんの撮影で鎌倉へ。今年何度目だ、鎌倉。
日曜は午前6時に東京駅集合で、月曜は午前7時に北鎌倉駅集合と、起きる時間は普段のバイトと変わらない。連休の鎌倉は朝から観光客が多く、行き交う人々の通行待ちで何度も撮影が中断された。
いつも「増田さん」と呼ぶカメラの久保田さんが、時折「増田くん」と呼ぶ時、密かにテンションが上がる。ああ、もっと呼んで(変態か)!
しかし撮影自体は大変楽しいのだけど、やっぱり演技など自分には出来ないということをつくづく思い知らされた。何をどう間違えたのか、今回手伝っている映画は恋愛(?)メロドラマで、僕は主人公の女性の相手役をやらせてもらっているのだが(この時点でかなり不適切だけど)、カットを重ねる毎に、「やっぱ俺じゃない方がいいんじゃないか……」とか、「うひょー今の俺の顔、絶対きもいよ!」という思いが頭をよぎるのである。
リョウ藤原やケニー・ヒルみたいに自然にやれればいいんだけど、自然体が既に不自然な僕はどうしても真面目な場面で不気味な薄ら笑いを浮かべてしまったり、無意識のうちに体が揺れたりと、傍目から見ると、ふざけてんのかお前、というような奇行に走ってしまう傾向にある。自分では気を付けてても猫背をよく注意されるし、そもそもフォトジェニックでもない僕は、根本的に演技に向いてないことがやっと分かった。
何か書いてるとどんどん暗い気持ちになってきたので、この辺でドロンします!