思案と警句

25日(火)


営業所で清算をさっさと済ませて、渋谷で念願の『スパルタの海』。分かってはいたけれど、カルト以外の何ものでもなかった。実話を元にしていなければ(創作だったら)、ちょっと泣けそうなところが恐ろしい。伊東四朗(=ヨットスクール校長)の台詞がいちいち格好良かった。


26日(水)


久里浜からフェリーで東京湾を渡り、南房総・鋸山へ。ひさびさのレジャー。が、着いた時にはもう夕方で、結局、断崖に彫られた百尺観音しか見られなかった。前回来た時はロープウェー乗り場にすら辿り着けなかったので多少は前進したが、次回こそは全部回りたい。束の間の船旅はわくわくした。


27日(木)


二週間ぶりの登校。授業中、板屋先生に聞いたが、カウリスマキは映画のシーンにふさわしいと思う車を毎回自分で購入する為、珍自動車を何十台も所有しているらしい。映画監督の気概について考えさせられるエピソード。
教授とのプチ面談では、思いがけないことに、次回作でくれぐれも死人を出さないように気をつけろと注意された。そうなったら本当に『スパルタの海』になってしまうので、気をつけようと思った。