酷とまろやかさ

朝から撮影の手伝い。


十二時前、ワイヤーアクションのパイオニーである連基さんの仕掛け作りをちょこっと手伝う。本日は13号館屋上にて空中散歩である。設置しか手伝えんかったのでその後撮影がどうなったかは分からないが、あの場所であれはすごいに違いない。
十二時三十分〜、桑原さんの撮影にエキストラで出演。精一杯の悪い顔をする。まあ、いつも通りやけどね。
午後四時過ぎ、グーニアの助手として雲および煙突の撮影を手伝う。マ○ドナ○ドの回る看板。冬場は夕暮れがきれいだということに最近になって気付く。


しかし人の手伝いばかりしてて大丈夫なのか。いや、大丈夫ではない。
家に帰ってメールと電話、そしてスケジュールの調整。
以下、辻さんとの会話。


「辻さん、撮影のことで電話したんですけど」
「う〜今酒飲んで帰ってるところ……」(会話成立せず)
「またですか。大丈夫ですか」
「全然大丈夫じゃない!がっはっは」


皆、全然大丈夫なんかじゃないのだ。
必要なのは酷。まろやかさは後からついてくる。
追い詰められたので腹を括る。僕はハイエースを運転します。