大事な大事なアタックチャンス

pionee2006-12-11

長野日帰りロケを行う(もはや昨日のこと)。
霧やら雪やら雲やらに包まれながら映画内映画の撮影を開始するが、途中からすべて放棄して皆と思いっきり遊びたいという欲求に駆られる。
監督にあるまじき衝動のせいで出足が鈍り、気付いた時には日没の時刻が迫っていた。半ばやけくそでプロット完全に無視した結果、自分の段取りと手際の悪さを改めて痛感する羽目に。最低限必要なカットは押さえつつも、もっと撮れば良かったと後になって悔やむ。勿体ないおばけ。


対談ではその場のノリで適当なことばかり言ってたけど、映像化することが恐いというのは実はちょっと本音で、僕にとって脚本を映像化(映画化)するということはとても勇気のいる作業であり、いざ撮影開始という段階になって、自分のイメージと現実の折り合いがつかないことに泣かされるといった状況はしょっちゅう起こる。
今回のように画的にも割とかっちりした映画を撮りたいと思うならそれはなおさらで、本当はTRV50とかを小脇に抱えてスケボー感覚で映画を撮ってる方が自分には向いてるのかもしれないと考えたりもするけど、しかし今度ばかりは今までと違うものを作ってみたいというのが。本心。


石狩鍋と久保木君が撮ってくれた集合写真のおかげでちょっと元気が出てきた。この上なくへこみはしたが、知恵と勇気で乗り切れたらいいと思う。