肉体ヒーロー

6/10(日)「大ハード4.0 〜セクシーボイス&大仏〜」


添乗バイトで人生初の鎌倉へ。
早朝6時40分に清瀬駅に集合の為、家を5時半に出発。二日酔いと寝不足を引きずりながらも、極度の不安と緊張でテンションはもはやルー大柴。トゥギャザーしようぜ!
当日は、僕の他に同期が一人と先輩の美人添乗員が一人、あとバス会社から派遣されたバスガイドとドライバー(計5名)が乗務員としてバスに乗り込む。
マイクを通した声が超セクシーなバスガイドさんは、よく見ると髪を紫色に染めた粋なおばちゃんだった。


清瀬から花小金井、田無、三鷹を経由し、各所でツアー参加者を拾った後、バスは一路鎌倉を目指す。
先輩添乗員やベテランバスガイドの、まさに経験の賜物と言うべき華麗な口上は掛け値なしに素晴らしく、「いやはや、どうしたら人前でそんな風にうまく喋れるんですかねー」なんて他人事みたく思っていたら、その直後、同僚とともに車内でいきなり挨拶をすることになり、それまでルー大柴のスタンスだったはずが急に柴犬みたいに丸くなる私。思い付く限りの尊敬・丁寧・謙譲語を駆使し、何とかその場をスルーしたものの(何を言ったか全然覚えてない)、寿命が何年分か縮まる思いである。まったく長生きはしたい。
その後一時間は渋滞もなく、順調に旅程をこなしていったが、高速を抜けて鎌倉に着いた途端の豪雨&人の波。出たとこ勝負で駐車場にバスを停め、ツアー参加者とともに鎌倉に降り立った午前九時過ぎ。
四方に拡散する傘と人いきれを避けながらアジサイ寺を小一時間見学したのち、鶴岡八幡宮、続いて鎌倉大仏を参拝し、近くの観光会館で昼食を摂る。白昼堂々と宴会を始める他社ツアーの旅行客たち。その混乱に押し流されつつも、添乗員仲間と三人で細々と用意された御膳を平らげる。
午後は長谷観音(感動!)と光則寺を見学。午前中と打って変わって夏の日射しが降り注ぎ、汗でどろどろになりながらも懇切丁寧がモットー。ひきつった笑顔もご愛嬌である。
三時半に現地を出発し、懐かしき東京を目指す一行。迫りくる睡魔に抵抗する気力はもうなく、まだまだ仕事中だというのに一人うとうと。先輩の隣に座る同僚はそれすらも許されないので気の毒だった。
午後五時頃、最初の配車場所である三鷹に到着する前に最後の挨拶とお礼。一回目ほどの緊張はなくなったが、相変わらず辿々しいスピーチを披露。
午後六時半、最後の配車場所、清瀬に到着し、ツアー終了。その後、近くのDトールで清算業務を一時間半。実働時間半日以上。覚えることとやることが多すぎて、同僚との合い言葉が自然と、「割に合わない!」に決定する。
午後九時過ぎ、帰宅。ソファーにぶっ倒れてそのまま就寝。


現在、11日の午後。
昨日の労働時間と同じ、14時間寝た結果が今。なぜだか喉が痛い!