昇りまくりの太陽

pionee2006-12-27

おそらく年内最後となる撮影。


朝9時半、グーニアの家の前で遼君の撮り残しを撮った後、学校に直行。
13号館の下でケニー大先生と落ち合い、早速二階の部屋へ。苦労して作ったこの部屋とも今日でお別れである。
11時、学生生活課の辻さんがやってきて撮影開始。
映画を撮っていると色んな人と知り合えて面白い。辻さんは見た目バイキングの落ち武者のような感じなのだが、出身が四国らしくて、その風貌に違わず豪快な人物である。撮影の相談で夜電話すると大抵酔っ払っていて、こちらが「夜分すいません」などと言ったりすると、「いや夜分じゃないよー、今酔っ払ってくたばってるからよー!がははは」とか意味不明なことを言う。ちゃんとしてくれ。
しかしそんな辻さんは生活課の一番偉い人で、年末など人一倍忙しいはずなのに僕の無理な願いを聞き入れて、いつも撮影に協力してくれている。本当に感謝感激雨嵐である。


正午すぎ、監督弟のオタク眼鏡が見当たらず、撮影一時中断。絶対俺じゃないやろーと思いながら家に帰ると普通に床に転がっていて、何かもう駄目駄目な感じになる。こういうのが嫌われていく要因なのだろう。


午後二時、撮影再開。ケニーと二人で照明から画角まで決めた後、「じゃあ撮るよ」と言ってカメラを回し、カメラの前で二人で演技をする、その繰り返し。寂し過ぎる現場。無頼にもほどがあるのではないか。


午後七時、役者二人が到着し、1カットのみ撮影して、本日の作業完了。204号室を元の姿に戻し、RINSでひさびさに板屋先生に素材を見せる。相変わらずの五里霧中だが、教授に励ましてもらい、何とか年明けまでモチベーションを持ち越せそうな予感。持ち越しモチベーション。
とりあえず今日で仕事おさめ。焼き肉は無理だったが、麺道場でなりふり構わずジャイアント白田ばりに食う。


年内いつ帰ろうか迷う。一泊二日は確かにきつい。とりあえずこのゴミ屋敷を何とかしなければ。